・1696　「ウィンドミル　テープディスペンサー」　￥2,640.

ウィンドミルとは風車のこと。ローター部分のカタチから名付けられたようです。

特殊な形状のローターは、テープを確実にカットするための小ミゾと、テープを指で簡単につまみ上げるための大ミゾが交互に組み合わさったものです。

とにかく使いやすい！

セロハンテープを38mmの長さに連続・自動でカットする、テープディスペンサー。

手指に馴染む大型のハンドルを回すだけで、ローターからプレカットされたテープが。
カット刃は本体内装式で安全。テープへの指紋の付着も少なめ。
もちろん電源は不要。とても安価。

テープをカットする作業を一切忘れ、他の作業に集中できる、強力なツールです。

韓国のウォンイル社による製品です。
信頼文具舗では本製品を１年以上使い続け、梱包業務の効率化に大きく貢献してくれました。

本体の工作精度や樹脂の仕上げなど、多少ラフな面もありますが、
お仕事にご家庭に、この快適さを実感していただきたく、取り扱いを開始しました。

まず本機に装着できるテープは、一般的なセロハンテープ、またはメンディングテープです。
テープの巻芯径（＝サイズ）は普通に流通している76mmのものに対応。

テープの向き（裏表）にだけ注意して、ローターの任意の場所にテープを貼り付け
あとはハンドルを回すだけで、本体の手前側からカット済みのテープが出てきます。

カット刃は本体内（ローターの下側）に内装されていますので、刃に触れることなく
安全に使うことが可能です。また、ローターからテープをつまみ上げて使うだけなので
テープへの指紋の付着が最小限で済みます。

テープをカットする時というのは本来、他の梱包作業がメインなはずです。
わずらわしいテープカットを一切忘れて、梱包側に集中できるのが最大のメリットです。

ここに回転式の刃が４枚。
刃にテープの粘着剤等が付着してテープの切れが悪くなったら、エタノール等で刃の汚れを丁寧にふき取ります。

もともと、テープの背面（粘着剤の無い側）をカットする仕組みのため、刃への粘着剤の付着はほとんどありません。

セロハンテープのディスペンサーは、すでに多くの種類が出回っていながら、そのほとんどはテープを引き出し、ギザギザの刃にテープを当てて切る方式です。いままではこれしか無いのであまり気にしていなかったのですが、落ち着いて考えると、テープを切る作業には意外とコツが必要です。

テープの引き出し量に気をつかい、テープがしっかり刃に当たることを確認してから、適切な角度で押し下げて、初めてキレイにカットできるのです。この「３ステップ」、不器用な人にとってはかなりの負担になっているはずです。

また、正しい「３ステップ」を踏んだのに、刃先が粘着剤で汚れていてキレイにカットできず、テープにツメ跡がつきながら手前にのびてしまう悔しい思いをすることもしばしばです。

本製品は写真をご覧のとおり、ハンドルを回だけで、キレイにカットされたテープが次々に出てまいります。つまり、テープの引き出し量、刃への当たり具合など一切考えずに他の作業に集中ができます。

当店では１年ほど前に本製品を導入。毎日の梱包作業で活躍し、一度のトラブルもありませんでした。

本体内部には、通常のテープカッターと同様のギザギザ刃が４枚セットされているのですが、テープの背中側、つまり粘着剤の無い面に刃を当てているので、刃を清掃する機会はめったにありません。（当店の場合、毎日使って１年で１回、しかも清掃を試すために実施したのみでした。）

テープを装填するだけ、ほぼメンテナンス・フリーなのもありがたいところです。

メーカーではウィンドミル・テープディスペンサーをすでに第三世代機まで開発しており、本機は第一世代機になります。第二・第三世代機は家庭向けに色やカタチをソフトにしたものですが、なぜかお子様向け色彩になってしまい、私の好みではありませんでした。第一世代機はカタチこそ武骨ではありますが、操作性や色彩等、お仕事にベストと考えています。

本体にセットするテープの幅について、当店では18mm幅を使用中。
最大幅は38mmまでで、これは例えば、12mm幅を３本同時に装着することを想定しています。
本数をふやすと１回のハンドル操作で多くのテープがカットされるわけです。
けれどもハンドルが重くなるので、個人的には１本がベスト。せいぜい２本までと思います。

ボディーの両側にスリムなポケットが付いていて、ペンやカッターナイフ、カードなどを立てることができます。

・機能動作は安定していますが、樹脂の工作精度・品質感は少々低めです。

・本体に接着剤のはみだしやスリキズ、樹脂の反りが多少あります。
　当店では一定基準のもとに検品・出荷しています。
　なにとぞ、寛容に、、、。（でも、そのことを上回る便利さです。）

・ローターが逆方向に回ってしまうのを防止する機構があり、ハンドル回転時にはその機構部品が
　カチカチと多少大きめの音を発生させます。あらかじめご了承ください。

■　注意事項：

・内装刃が汚れましたら、底面のフタを開けて刃を清掃します。

・刃の交換はできません。