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・2317 「トキオ ゴクウホーン」¥55,000.
スピーカー作家「トキオ」氏による超小型スピーカーの第2弾は、極めてシンプルなブリックタイプの作品です。愛称は「ゴクウホーン」。ゴクウの由来は55mm×91mmのサイズから。ホーンとは…こんなに小さな本体の中に収まっている、最長40cmものバックロードホーンに由来します。

オーディオ製品に詳しいかたでしたら、一度は「バックロードホーン型スピーカー」というキーワードを耳にされたことがあるかと思います。ハイエンドなモデルではタンノイのウエストミンスター・ロイヤル、身近なところではオーディオ専門家、長岡鉄男氏(故人)によるキットスピーカーなどで見かけることが出来ました。

ゴクウホーンは精密なNCカットによる複雑な管路(ロード)を内部に備え、超小型スピーカーにもかかわらず直接音と背面音の「共演」を楽しめる趣向となっています。

スピーカーグリル(上)とホーン開口部(下)。ドライバーはトゥインターと同様の極小フルレンジ。小音量ながらクリアな高音を奏でます。そのドライバーの背面から最長40cmもの管路(バックロードホーン)を経てやってきた中低音成分は、もうひとつのホーン開口部から拡散されます。各開口部の設置位置はこれまでの試作品での検証から決定されています。
肉眼では判別できないほどの一体感を持って完成しているゴクウホーンの本体ですが、写真撮影し画像を調整しますと、ご覧のとおり3つのパーツによる2本の境界線を見つけることができます。これら3層の部材のぞれぞれに、精密NC機器によっるスピーカーユニット収納部およびバックロードホーンの複雑な曲線が彫り込まれています。そしてその美しい「オブジェ」は硬い木材の中にそっとしまわれているのです。
写真はプロトタイプです。製品では多少の仕様変更がありえます。
ドライバーの背面から生まれているのは正面音の位相反転した成分です。本体内部の複雑な管路を巡るうちに反転音の高音成分は減衰され、中低音成分は遅延時間を伴って正面から放出され、結果としてドライバーの総音量を補います。試しに開口部を指で塞ぐことで、その効果は明らかになります。

オーディオ用として充分な硬度を持つ素材は花梨(かりん)の杢(もく)。美しい木目と鮮やかな色彩もみどころ。また開口部の削り出しのラインによってNC機器の加工精度を感じ取ることができます。

iPhone,スマートフォンをはじめとするポータブルオーディオのヘッドフォン端子に接続し、ゴクウホーンの世界を楽しみます。ゴクウホーン本体を硬い盤面に設置しますと、バックロードホーン開口部の音響効果はさらに高まります。(写真のケーブルは参考品です。)
■ ステータス

・オーダー 可能(要在庫確認)
・販売店  オンライン:信頼文具舗 内「信頼電具舗」 / 実店舗:銀座・五十音 内「デジュウオン」

 

■ 仕様(TOKIO BOX 5591)

・外形寸法 55×91×20 (mm・実測)
・入力端子 ステレオミニプラグ
・定格入力 0.3W
・最大入力 0.5W
・インピーダンス 7.2Ω
・出力音圧 89.5dB (0.1m/1kHZ)(※1)
・周波数特性 300HZ〜20kHZ(※1)

※1:いずれもドライバー単体の能力

 

■ 作者

・トキオ

 

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 取り扱い商品のバリエーションや在庫は銀座・五十音様と同期しています。


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