洗練されたスタイルの家具,プロダクト,空間の提案を行うデザイン事務所：
「暮らしと家具の計画室　SMOL」さんによる前作「無垢材のクリップボード」は
おかげさまで信頼文具舗の多くのお馴染み様方にご好評を頂いております。

その無垢の板材は人々の心に安らぎを与える質感を備えておりますが
天然木ゆえの材料加工に関わるコスト高の課題がございます。

そこでSMOLさんと当店とで、よりお求めやすい価格と、新素材ならではの
利点を引き出す、このたびのモデルを製作・公開させていただきました。

今回の板材のコア部分はMDF（Midium Density Fiberboard）。
日本名の「中密度繊維板」というものを採用しています。

木材を繊維レベルまで細かく砕いたものをバインダー（接着剤）で固めた素材です。
その製造法ゆえ、組成が方向性を持たず、反り（そり）が少なくなる利点があります。
まさにクリップボードに相応しい性質と言えます。
また最初から定尺の板材が各種流通しており、材料のコストが大幅に下がります。

ただしそのままでは、板材の表面に繊維質があらわになってしまいますから
板の両面に天然木を極めて薄く削いだ「皮」を貼ってあります。
この皮を貼ることを「突き板仕上げ」と呼んでいます。

しかしながら、本製品に用いられる金具や金具の固定方法は
「無垢材のクリップボード」と同じ仕様と基準が投入されています。
手頃なお値段で木のような暖かさのある、且つ「反り」の少ないボードが完成しました。

お手頃な価格でご提供ができることから、超小型のボードもご用意しました。